猫ルームで空き部屋対策! はじめるときの注意点

最近の空き家状況

近年、空き家のニュースが出るたびに賃貸不動産のオーナー様には気が気じゃない気持ちではないでしょうか。

総務省が行った2018年10月時点の住宅・土地統計調査によると、国内の住宅総数に占める空き家の割合は、過去最高の13.6% で戸数では過去最多の846万戸となったそうです 。空き家は、人口減少などの影響で地方を中心に増え続けています。これに加え、東京や大阪などでも空き家率は1割を超える状況となっており、オーナー様にとっては他人事ではない状況です。

「空き家 マンション」の画像検索結果

各県では以下のようになっています。

日本経済新聞より引用

空き家の中には賃貸物件も含まれています。全国的には四国・九州方面が目立つようですが、北関東も空き家が増えてきてます。賃貸物件のオーナー様は、収入面で直接的な不安因子であることは言うまでもないですが、空き家が増えると自治体でも治安面の懸念が高まっています。

このような状況下で空き部屋を減らすことは、オーナーの皆様にとっては喫緊の課題ですね。しかし、どのように空き部屋を減らせばいいのでしょうか。

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賃貸物件はあまたのごとくありますが、築年数が若いほど契約率が高いのは言うまでもありません。しかし、建て直すのは経済的にも負担が多く現実的でない場合が多いですよね。そこで、お勧めしたいのがリノベーション。

リノベーションとは、間取りや内装など見直し、これから住む人たちの暮らしに合わせてつくり替えることで機能を刷新し、新しい価値を生み出す改修することを言います。

では、どのような付加価値をつけるリノベーションを行うとよいのでしょうか。それは、他の賃貸物件ではあまり取り組んでいない内容がオススメです。他で行っている内容では結局、築年数や駅からの距離で勝負がついてしまうので、リノベーションをしても物件自体の力に左右されてしまいます。

具体的には、「猫の家(猫ルーム)」が差別化が図れオススメのテーマです。

猫ルームとは?

猫ルームとは、Buzz Wingsが提案する「猫の家」のコンセプトを賃貸向けにご提供しているものです。具体的には、猫と家族の快適な「猫共生住宅」といい、飼い主にとっても猫にとってストレスの少ない空間作りを目指した家・部屋をさします。

何故、猫なのか?

今、日本では空前の「猫ブーム」となっています。CMやSNSで猫を見ない日はないほどで、猫関連の商品やサービスがもたらした経済効果は「ネコノミクス」と呼ばれ、年間2兆円以上に上るとの試算もでています。
スマホカメラや動画の普及により、これまで飼い主にしか見せなかった猫の無防備な様子がSNSに数多くアップされ、猫を飼っていない人も気軽に猫の愛くるしい姿を見ることができるようになりました。
この経済効果は、今後も拡大すると言われております。

経済的な後ろ盾があると、投資を行うオーナーの皆様にとっては心強い材料であることは間違いなく、これからの投資スタンスとしてはお勧めできるテーマと言えますね。
不動産の賃貸料ベースで調査した結果では、賃料を20%UPでも安定して契約が行えている事例も増えているそうです。

猫の家(猫ルーム)

現在、全室内飼いが主流になり猫のテリトリーは家の中という狭い空間になりました。
人の都合によって生じたテリトリーの変化の中で、猫の行動に制限をかけるのではなく猫本来の行動を引き出せる環境づくりが求められています。

その為に、猫用トイレのスペース確保、猫扉、キャットウォーク、キャットステップなどの環境整備と爪とぎや足音などに対応する壁材や床材を使用した構造的リノベーション。
これに加え、猫の専門家やキャットシッターが監修に入りオーナー様の物件のキャパシティのなかで、猫に合わせた空間をプランニングから設計までをトータルで行うソフト的リノベーションを行ったものが、猫の家(猫ルーム)です。

猫ルームにする際に注意するポイント

猫ルームにすることで、他の賃貸物件との差別化を図ることができ集客の向上につながることがご理解いただけましたか?しかし、猫ルームにリノベーションする際に注意していただきたいポイントがあるのでお伝えしたいと思います。

古い物件を単純に「猫可」

入居者がなかなか入らない古い賃貸を猫ブームにあやかって「猫可」と標榜するという、手抜きな猫ルームが増殖していた。元々の不動産の力がないのに、ペット可という標榜だけではやはりお客さんの目はごまかせない。
むしろ、その様な標榜をすることで物件管理が行き届きにくくなり、管理費が増してしまったり建物全体の価値を下げることになることが考えられる。

飼い主のニーズを度外視して見た目優先

猫ブームが起こり初めの頃は「猫仕様」で通用してしまっていたが、最近は猫に対しての理解が深まってきている。言い換えると「猫リテラシー」が高くなっている。
十分な知識がないまま表面的なリフォームをした結果、「猫リテラシー」の高い飼い主に敬遠され、逆に契約状況を悪化させるケースが増えている事は思えておいてほしい。
飼い主が何を求めているか、猫にとって何が最適かを専門的な知見を交えて構築する必要がある。

猫の家は、これからも需要が高まることは間違いありませんが、上記のようにうわべだけの対応をすると痛い目を見ます
まずはお気軽にご相談ください。

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