医者の仕事は忙しく、「家に帰ったらペットに癒されたい!」と思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、「猫がなかなかなついてくれない」と悩むお医者さんも少なくありません。お医者さんが猫ちゃんと仲良く暮らすには、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
今回は、お医者さんが猫ちゃんを飼うときの注意点を、5つにしぼってお伝えしていきます。気をつけるべき注意点を押さえて、かわいい猫ちゃんとの暮らしを楽しみましょう。
猫は病院のニオイが苦手
医者が猫を飼うときは、ニオイに注意する必要があります。猫の嗅覚は、人間よりも敏感。苦手なニオイを発している人には近づきません。とくに、薬やシップのハッカ系のニオイを嫌う猫は多いです。
病院に勤務していると、いつの間にか薬のニオイが服や体についてしまっている可能性があります。お医者さんで、猫を飼っているのになつかないと悩んでいる人は、病院で取り扱う薬剤のニオイが原因かもしれません。
家に帰り着いたらすぐに部屋着に着替えるなど、嗅覚が敏感な猫ちゃんに配慮してあげましょう。猫にとって不快なニオイをなくすことで、今まで近づいてこなかった猫がなついてくれるようになるはずです。
病気の感染に気をつける
病院に勤務していると、予防していても風邪やインフルエンザをもらってしまうということもあるかもしれません。こういった人間の感染症が猫に感染することはほとんどないのですが、1つだけ注意しなければならない病気があります。
それは、「結核」です。「結核」は、人間が感染すると、猫にも感染する可能性がある病気。結核の患者さんを診察する機会のあるお医者さんは、注意しておく必要があります。万が一、結核の症状が出た場合は、猫と触れ合うことはやめておきましょう。猫にも感染してしまう危険性があります。
餌の与え方に注意
猫を飼うときの注意点として、餌の与え方も挙げられます。夜勤や当直など、お医者さんは勤務形態が様々。猫ちゃんの餌の時間もばらついてしまうことがあるかもしれません。
猫は本来、少量の餌を複数回に分けて食べる習性があります。1日4〜6回に分けて、餌を与えるのがおすすめです。
しかし、忙しいお医者さんは、なかなか数回にわけて餌を与えるのは難しいのではないでしょうか。そんな飼い主さんにおすすめなのが、タイマー式の給餌器。設定した時間に、適量の餌を補充してくれるアイテムです。
忙しい飼い主さんは、こういった便利アイテムを利用して、猫ちゃんの快適な食事をサポートしてあげましょう。
猫は犬のように1日2食にするよりも1日に必要な摂取カロリーを4~6回に分けて与えるのが良いでしょう。
空調に注意
お医者さんはオンコールで呼び出しがかかることもあり、猫をお留守番させてしまう機会も多いのではないでしょうか。飼い主さんが留守の間も、猫ちゃんが快適にすごせるように、空調には気をつけておく必要があります。
猫は、他の動物と比べても、自分で温度調節するのが苦手な生き物です。猫にとって快適な、26〜30度の室温を保ってあげることが大切。家全体を快適にしなくても、猫自身が快適な場所を自分で探しに行くので大丈夫です。
とくに真夏のお留守番は注意が必要です。熱中症にならないよう、猫ちゃんが涼しいと感じられる場所を作ってあげましょう。空調管理に加え、水飲み場も数カ所に作ってあげるのがおすすめです。
床に危険なものを置かない
同じく、留守中の事故を防止するために、床に危険なものを置かないように注意する必要があります。
猫ちゃんは、自由気まま。手の届く範囲のものは、勝手におもちゃにして遊んでしまう可能性があります。床に落ちている意外なものが危険を招くことも。
たとえば、電気コードで遊んで感電してしまったり、紐が首に巻きついてしまったりと予想外の事故が起きることもあるんです。
留守中も猫ちゃんが安全に過ごせるように、電気コードや医療用品などは、カバーで保護しておきましょう。柵を作って入れないようにするのもおすすめです。危険なものには、猫の手が届かないように注意しましょう。
まとめ
今回は、お医者さんが猫と暮らすための5つの注意点をご紹介しました。
猫と一緒に生活するなら、猫にとって心地良い環境を整えてあげることが大切です。お医者さんが猫を飼う際に注意すべきポイントを押さえて、猫ちゃんとの暮らしを楽しみましょう。
猫と一緒に暮らす上で困ったことや、猫が暮らしやすい環境づくりに迷ったときは、お気軽にご相談ください。