東京都で猫を飼うときに知っておきたいポイント

人懐っこくて甘え上手な猫との暮らしに憧れて、これから猫を飼う予定、最近飼い始めたばかりという方も多いのではないでしょうか。

けれど、猫は単独行動を好み、本能の赴くままに行動する身体能力の高い肉食動物のため、ただ可愛いという理由だけで猫を飼うと、自由気ままでやんちゃな猫に振り回されることになり、あとで「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうことも少なくありません。

とくに人口密度の高い東京都では、糞尿、ニオイ、騒音などが原因で近隣住民とのトラブルが後を絶たず、過去には住民同士が飼い猫などを巡ってトラブルが起こり、傷ましい事件に発展したケースもあります。

そこで、近隣住民とのトラブルを未然に防ぐため、東京都で猫を飼うときのポイントをご紹介します。

猫を飼う前に身に付けておきたい飼い主の心得

ヒトと同じように、猫にも意志や感情があるため、ときには飼い主の思いどおりに行動してくれないこともあります。その際、近隣住民に対して飼い猫が迷惑をかけてしまった場合、すべての責任を飼い主さんが取らなければなりません。

飼い主の責任は、法律や条例で定められているため、違反行為とみなされてしまうと罰則の対象となります。

東京都で猫を飼う際は、事前に「動物の愛護及び管理に関する法律」と「東京都動物の保護及び管理に関する条例」を確認しておくことをおすすめします。

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動物の愛護及び管理に関する法律

昭和48年に制定された「動物の保護及び管理に関する法律」を基盤とする動物愛護に関する法律です。

犬や猫などの動物にも生命があり、懸命に生きているということを認め、ヒトと動物が共に生きていける社会を目指し、動物の習性を深く理解し、それぞれの動物に適した飼養環境を整えることを目的としています。

猫を飼う際は、飼い猫の性格や習性などに応じた安心・安全な環境を用意し、近隣住民への危害や迷惑防止、みだりな繁殖、感染症予防、脱走防止、猫の終生飼養、飼い主の明示などの責任を果たす必要があります。

東京都動物の保護及び管理に関する条例

昭和54年に制定された「東京都動物の保護及び管理に関する条例」は、東京都に住んでいるすべての住民を対象に、動物愛護に対する関心や認識を高めると共に、動物によるヒトへの危害や迷惑、財産などへの侵害を防止することを目的としています。

飼い主が果たさなければならない責務の内容については、ほぼ法律と条例に違いはありませんが、東京都が定める条例には、しっかり「猫の飼い主は、他人に迷惑を掛けないように飼養するよう努めること」と明記されています。

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助成金を申請してトラブルを未然に防ぐ

ヒトと猫が安心して暮らせる社会を推進している東京都では、野生で暮らしている地域猫を飼う際に、各自治体に連絡することで、犬猫助成金が出る場合があります。

犬猫助成金とは、自治体レベルで住民と動物が安心して暮らせるようにサポートするための補助金制度です。

自治体によって、サポート期間や内容、給付額などが異なるため、あまり積極的にアナウンスをしておらず、実際に申請されたことのある飼い主さんは、あまり多くはありません。

犬猫助成金を申請すると、各区市町村によって猫の去勢・避妊手術、マイクロチップ装着などを行った際に助成金が捻出されます。なかには、助成金の給付を行っていない地域もあります。その場合、獣医師会が代わりに補助を行ってくれるケースもありますので、事前に自治体や獣医師会のホームページをチェックされることをおすすめします。

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まとめ

愛くるしい見た目と人懐っこくて甘え上手な性格から、ペットとして大人気の猫ですが、ライオンやチーターと同じネコ科の肉食動物のため、飼い主の言うことを聞かないことも少なくありません。

東京都で猫を飼う際は、事前に猫の性格や習性、生態などに関する十分な知識を身に付けておくことが大切です。

バズウィングスでは、ヒトと猫が快適に暮らせる空間づくりをコンセプトに家づくりを行っています。 東京都でヒトと猫が安心して暮らせるお家に住みたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。

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